高麗人参が自律神経のバランスを調整!ストレス緩和の効果あり

高麗人参

高麗人参は自律神経失調症の患者さんに本当に効果があるのでしょうか?

最初に答えを言いますと、高麗人参の有効成分がストレス緩和に効果的であることが大学教授や専門家らの検証によって実証されています。

つまり自律神経失調症の改善が期待できるのです。

ここでは自律神経失調症の原因や高麗人参の有用性について分かりやすくお話ししていきます。

専門用語は噛み砕いて解説しているので安心して読み進めてください。

目次:

大阪で南クリニックの院長を務める南 諭(みなみ さとる)先生は、自律神経失調症の原因は“身体的疲労やストレス”であると指摘しています。

疲れ(身体の疲れ)やストレス(心の疲れ)などの刺激が長時間続くことによって、身体や心の正常な状態のバランスが崩れ、自律神経失調症を起こします。

引用元:eo健康 ドクター’s コラム「自律神経失調症

「自律神経失調症」は医学的な正式病名ではないようです。

病気ではなく、様々な症状が起きている状態が自律神経失調症なのです。

特徴としては主に下記のような症状が現れているのに、病院での検査では原因が見つからない。

または、身体的な症状があなたが考えているより軽度なため、具体的に診断することが難しいこと。

体各部位症状
めまいや耳鳴りのするときが多い、立ちくらみをよく起こす
顔だけ汗をかく
肩こりがなかなか治らない
手・足夏でも手・足が冷えるときがある、手・足がダルイ時が多い、手・足だけ汗をかく
胸元胸が締め付けられる感じ、胸がザワザワする感じが時々ある
心臓心臓がいきなり早くなる、脈拍が飛ぶような感じがする
お腹胃の調子が悪いときが多い(お腹がすかない・胸やけなど)、よく下痢や便秘をする、便秘と下痢を繰り返す
腰痛がなかなか治らない
膀胱やたらトイレが近い、残尿感がある、尿が出しにくい
状況症状
呼吸息苦しくなるときがある
起床時朝、起きる時に疲労を感じる
睡眠中怖い夢をよく見る、または金縛りにあう
食事食べ物を飲み込みづらい時がある、喉に違和感がある
話すろれつが回らない時がある
その他寝ても寝ても寝たりない、風邪でもないのに咳がよく出る、気候の変化に弱い、やけにまぶしく感じる時がある

▲情報元:総合南東北病院・健康倶楽部「自律神経失調症ってどんな病気なの?

もしこの2つの表の症状が合計2〜3個以上該当する場合、自律神経に負担がかかっている状態。

そして合計4〜6個以上の場合、自律神経失調症になりかけている状態であることが分かります。

自律神経は、自分でコントロールできない上に外的にストレスの影響をもろに受けてしまいます。

ただストレスを高麗人参が緩和したという科学的結果があることをご存じでしたか?

次に高麗人参を取り扱った実験結果を見ていきましょう。

2003年3月、高麗人参の有効性を科学的に実証するシンポジウムが開催され、登壇者の1人である岩手医科大学医学部の立川 英一助教授(当時)が講演しました。

立川先生は臨床実験によって得たデータを基に、高麗紅参(こうじん ※1)の有効成分(ジンセノサイド)によってコルチゾール(=ストレスホルモン)の合成を阻害し、細胞からの分泌を抑制したことを発表しました。

つまり簡単に言うと、様々な病気の引き金になるストレス過多を防ぎ、ストレス緩和に繋がったことが実証されたのです。

※1.紅参については「高麗人参の紅参とは?薬効成分がダントツの加工人参」で分かりやすく解説しています。

愛媛大学医学部の吉村 裕之先生によりますと、高麗紅参の有効成分をラットに投与する動物実験を行いました。

その結果、を投与されたラットではストレス潰瘍(かいよう・粘膜や皮膚の表面が炎症を起こして傷ついた状態)の発生を抑制することが分かったのです。

さらに引き起こされた潰瘍症状の治癒過程を促進する作用があることも分かりました。

また『松山紅参研究会』の金子 仁先生とその研究グループは、身体的・精神的な負荷状態の改善に高麗紅参が有効であることを指摘しています。

金子先生たちは老人病院で勤める看護師・介護士の作業ストレスに及ぼす高麗紅参を調査しました。

その結果、作業時の疲労感、体調、心理的機能、生理的機能の改善に有効であることが分かり、高麗紅参が疲労防止に役立つと結論付けました。

* * * * *

以上のことから高麗人参がストレス緩和に好影響を及ぼす事が、近年の研究結果や調査結果からも分かってきているのです。

ではなぜ高麗人参がストレス緩和に有効なのでしょうか?

その理由を分かりやすくお話しします。

※参考記事:金氏高麗人参(株)研究開発室「高麗人参がストレスを緩和

高麗人参がストレスを緩和できるのは、高麗人参の有効成分であるサポニン(※2)が「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンの合成を邪魔する働きがあるからです。

※2.サポニンについて詳しくは「高麗人参に含まれるサポニンがもたらす5つの効果・効能」をお読みください

もっと分かりやすく解説していきましょう。

高麗人参の薬効の特徴として、主に下記の3つが挙げられます。

  1. 異常な症状の部分にだけ効き目を示す
  2. 健康状態を一定に維持する作用がある
  3. 身体の抵抗性を増強する作用がある

参考書籍:久郷 晴彦 著『高麗人参 脅威の薬効』紅参の薬効の特徴(P43) 

ストレス緩和に関しては特に「2.健康状態を一定に維持する作用がある」が該当します。

書籍ではこれを「恒常性の維持作用」と表現しているのですが、つまり高麗人参には人間が日常を健康に過ごすために必要な様々な機能(=自律神経がコントロール)をずっと安定させる作用があるのです。

例えるとストレスの種類や環境の変化に反応して、ある時は自律神経の一部を抑え、またある時は活発にしてバランスをとり続けるのです。

そして身体の機能に異常があった時にだけ働き、常に病的なもののみを正常化への方向に働く作用があるのです。

自律神経失調症を改善する1つの方法として高麗人参の摂取が期待できることが分かりました。

これ以外の治療方法はないのでしょうか?

神奈川県で精神科医を務める Masato 先生は、自律神経失調症を治す方法として次のことを提示しています。

  • 理解し共感してくれる人を作る
  • 生活習慣を整える
  • ストレスに負けてしまう理由を探す
※情報元:せせらぎメンタルクリニック|精神科・心療内科「自律神経失調症を改善させる正しい治し方とは?」

あなたが自律神経失調症の症状で苦しんでいるのに、周囲からの理解がないと強い孤独感や不安感にさいなまれます。

これはさらに大きなストレスとなり、症状がさらに悪化する可能性があります。

まずは家族・恋人・親友など、あなたと深く接する機会が多い人に状況を理解してもらいましょう

理解し共感してもらう人がいるだけで不思議と不安感がなくなります。

身近にいない場合、精神科・心療内科で医療者に相談してみましょう。

次に生活習慣を整えることです。

ストレスの軽減は自分の努力でどうにもならないことが多いのですが、生活習慣の改善なら比較的実践しやすいでしょう。

何も特別なことをする必要はありません。

朝起きて夜寝ることや、十分な睡眠を取ること、食事を規則正しくバランス良く摂り、ウォーキングなど適度な運動をすることです。

また煙草やアルコールは少なめにすることもポイントですよ。

最後にあなたがストレスに負けてしまう理由を探すこと

ストレスが大きすぎるケース、ストレスへの対処法が苦手なケースなどその状況に合わせたベストな対処法を専門家と探し出していくのです。

さらに詳しい内容は Masato 先生の記事「自律神経失調症を改善させる正しい治し方とは?」をお読みください。

先ほどの治療方法でご紹介した精神科医の Masato 先生は、患者さんから次のような質問がされたと語っています。

「私はうつ病と自律神経失調症のどちらなのでしょうか?」

Masato 先生によりますと「自律神経失調症」と「うつ病」の診断名は、全く違う角度から症状をみているため、どちらか1つの診断名になることはないようです。

逆に症状が両方に該当することが多く、その場合は「うつ病」と診断することになっているようです。

自律神経失調症とは、「自律神経の失調」という角度から症状を診ています。

そのため、自律神経が失調しており、器質的(臓器などの形態上の性質)な異常を認めなければ該当します。

例えばストレスによって胃腸の調子が悪い、頭が痛い、不眠気味、食欲の低下、イライラしがちでも、検査では何も異常がなければ自律神経失調症と診断がつくことがあるでしょう。

うつ病とは、「精神エネルギーの低下」という角度から症状を診ています。

診断基準的に見ると、精神エネルギーの低下として生じやすい症状として、

  • 気分の落ち込み
  • 何も興味を持てない、楽しいと感じられない
  • 疲労感
  • 不眠
  • 食欲低下、体重減少
  • <一部省略>

などが挙げられています。

このように両者は診ている角度が違うのです。

引用元:せせらぎメンタルクリニック「自律神経失調症とうつ病・パニック障害・心身症の違いとは?

自律神経が失調すれば精神エネルギーも低下します。

逆に精神エネルギーが低下すれば自律神経は乱れます。

両者が合併することは多いことを先生は指摘しています。

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